アメリカの通信事業大手のAT&Tが利用料金の支払いにビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)が利用可能となったことを発表しました。
内容自体はcnetで日本語版の記事も既に出ていますのでそちらに譲りますが、AT&Tというと日本の通信業界におけるNTTの様な印象のある企業ですので、他社に先駆けて暗号資産(仮想通貨)での支払いに対応するのはちょっと意外でした。
もちろん同社も暗号資産や基盤技術であるブロックチェーンの有効活用を模索していたのは当たり前(日本の通信キャリアも「調査・検討」はどの会社もやっています)なのですが、マーケットシェアを持っているこうした企業は例え後発組に回ったとしても後から挽回ができるからです。
今回の施策は「単に支払手段を拡充させただけ」なのか、将来的な別の事業展開を見据えての第一歩なのかは気になるところです。もし後者の場合、AT&T契約者間での送金サービスに暗号資産(仮想通貨)を取り入れるといった事業構想があるのではと、個人的には期待しております。
日本における暗号資産(仮想通貨)は様々な事件も相まってひところの熱狂的な投機ブームに比べればだいぶ落ち着いた印象がありますが、むしろこれからが健全(?)なf級・成長に向かう時期なんかもしれません。世界最大規模の仮想通貨関連イベント「コンセンサス」の影響もあり、ここしばらくは堅調な回復が続いています。
ベライゾン、スプリント、T-Mobileなどの競合他社が今後どの様な対応を取るのか注目です。
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