テスラ車の見張り機能「Sentry Mode」、車上荒らしの犯行の一部始終を鮮明に記録 - BIZ ACES | 携帯キャリアと外資系コンサル出身の地方移住者によるテック系雑記帳『ビズエーセス』

イーロン・マスク氏率いるテスラ・モーターズの自動車は自動運転を始めとする高度な運転支援システムのために複数台のカメラや各種センサを搭載していますが、これらのハードウェアと異常検知プログラムを用いてドライバーが不在の際に「見張り」をおこなうセントリーモード（Sentry Mode）というものがあります。

セントリーモードでは自動車が異常を検知すると、カメラを用いて映像の録画を行うと共にダッシュボードのセンターディスプレイに警告を表示したり、より深刻な脅威の場合はカーオーディオから最大音量で警告音を流したりします。また、モバイル回線を通じで車のオーナーのモバイルアプリに異常検知を通知します。

セントリーモードのリリース以降、犯行を未然に防いだり、録画された映像が証拠となって犯人が突き止められたという話が度々メディアで取り上げられていますが、新たにセントリーモードの効力を見せつけられる出来事がありました。

以下の映像はTesla Model 3が車上荒らしの犯行の一部始終を鮮明に捉えた映像です。

犯人が後方からの視界を遮るために巧みにドアを使って目隠しをしながら犯行に及んでいますが、Model 3のサイドカメラがバッチリ犯人の顔を捉えています。

犯行を終えた犯人は速やかに車でその場を立ち去りますが、カーナンバーもきっちり記録。ここまで録られていたら逃げようがないですね。

ちなみについ数日前にはカギでドアに傷をつける様子がバッチリ録画された、という話もありました。

テスラ車は高級車というイメージがまだあるのも事実（これに関しては様々な見方があるところなので敢えてこれ以上の言及はしません）なのでイタズラの対象になりやすいのかも知れませんが、Sentry Modeの事をもし知っていればテスラ車にちょっかいを出そうとは思わないはず・・・。イーロン・マスク氏であれば、映画「007」で登場するボンドカーまでとはいかずとも軽めの催涙ガスを噴出する様なオプションを今後発表しても不思議ではない。