究極の生産効率を目指すイーロン・マスク
イーロン・マスク氏のテスラ・モーターズは究極の生産効率を目指し、生産工場の無人化・完全自動化に挑戦したものの、これが仇となって量産化に遅れが出たことはよく知られていることでしょう。私の知人も納車までだいぶ待たされていました。
以下の映像は2018年4月頃に行われたCBSによるインタビューに答えるイーロン・マスク氏の映像です。(そういえば「テスラ破綻」のエイプリルフール・ツイートも話題になりましたね。)
アフターサービスの強化を進めるテスラモーターズ
さて、イーロン・マスク氏はサービス内容の拡充を図ることを目標に掲げており、その一つとしてメンテナンス・サービスの向上をかねてより謳っています。
そしてつい先日、それに向けた新たな一歩とも言えるような取り組みが開始されたようです。
ディーラーに電話をする時代は過去のものに
その取組内容とは、部品の動作状況をチェックし異常を検知すると自動的に最寄りのサービスセンタにスペアパーツを自動でプレオーダーしてくれるというもの。その後、自動車のオーナーはスマートフォンのTesla Appからサービスセンタの訪問日時を予約して修理サービスを受ける、という流れのようです。
Yep, our cars can keep tabs on certain components to let you know if they need replacing and order parts ahead of your next service visit.
— Tesla (@Tesla) May 6, 2019
Like skipping the doctor and going right to the pharmacy. https://t.co/FwQrjduLvH
技術的には難しいことをやっている訳ではない様にも見えますが、こうした工夫により次々とサービス内容や機能の「進化」を見せるのが上手いですよね、テスラは。
また、故障データを確実に収集することは、以下の様なことにも当然ながら役立てられるでしょう。
- 在庫管理/ロジスティクスの最適化
- 故障発生における地域特性の分析(気象データ等と併せて)
- 次世代部品の研究開発
記事を読む限りですと、このサービスは北米でのみ提供が開始されているのですかね?今後の展開が楽しみです。
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